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R.N(調達部)

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大切なのは、当社と部品メーカーの双方が利益を
確保できる、理想的な取引関係を築くこと。

調達部 部品調達課 R.N

人文学部日本近現代史専攻卒 2011年入社

文系の私を惹きつけたものづくりの魅力

文系出身の私がプレス工業を志望した理由は、ものづくりに興味があったからです。就活では商社や金融も何社か回りましたが、自分の仕事が見えにくいという印象を受けました。その点、プレス工業の製品は道路を走るトラックに使われているので、社会のどんなところで役に立っているのかが明確です。私が大学で専攻した近現代は、まさしく産業が発達して社会を変革してきた歴史でもあります。私は社会貢献的な視点から、トラックが物流インフラに果たす役割に興味を持ちました。さらに、当社の主力製品であるアクスルやフレームは、数十年にわたってほとんど形が変わっていません。それにもかかわらず高いシェアを獲得していることも面白いと思ったのです。
入社後の研修で、さまざまな部署の先輩から話を聞くうちに、社内のさまざまな部門や社外の取引先と接点の多い調達部の仕事に魅力を感じて、配属を希望しました。

原価削減のためメーカーの工場を訪問

最初に配属された資材調達課で担当したのは、鉄や樹脂、油など資材関連の調達業務です。2018年に部品調達課に異動して、バイヤーとしてフレーム本体部品や、それらを組み付ける製造に必要なネジやボルト、ナットといった部品を社外のメーカー(サプライヤー)に発注し、購入する業務を担当しています。
部品調達課の役割をひと言でいえば、良いものを安く調達することです。まず、必要な部品の図面をメーカーに出して見積をもらいます。プレス機が1回プレスするごとにかかる単価や、作業に関わる人の人件費を秒単位で積算し、適正な価格を算出します。見積との整合性を確認しながら、さらに価格を低減する方策をメーカーと協力して検討するのが部品調達課の仕事です。たとえば、A、B、Cという3つの作業があって、BとCをまとめることができれば、その工程分を安くできる。計算上では1分の作業が2分かかるのは動線にムダがあるのかもしれないなど、細かいところまで詰めるために、メーカーの工場に行って現場の作業状況を確認することもあります。

目標は女性バイヤーのロールモデル

調達の仕事において大切なのは、メーカーとの信頼関係を築くことです。メーカーにとっては私たちがお客様になるので、立場の優位性におごることなく、謙虚さと誠実さを忘れないように心がけています。一方的な利益追求でなく、双方の利益を両立できるのが理想的な取引です。信頼を深めるためには、お互いに気持ちよい取引を積み重ねていくことが欠かせません。
バイヤーに向いているのは、自社と取引先の立場両方の視点から物事をとらえ、細かいところに目配りできる人だと思います。今は女性のバイヤーは私だけですが、男女の別なく力を発揮できる仕事なので、これから入社してくる女性にもチャレンジしてほしい。上司や先輩が教えてくれるので、文系出身でも大丈夫です。私自身も材料と部品の両方を経験した女性バイヤーとして、後進のロールモデルになりたいと思っています。

休日の過ごし方

大学で演劇に打ち込んでいたので、今でも先輩たちの小劇団で公演があるとチラシ作りなどのお手伝いをしています。もちろん観劇も大好きです。週末はきちんと休めるし有給もとれるので、数カ月先のチケットも安心して取れます。

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